logicool G913 TKLキーボードを購入して1週間使ってみましたのでレビューします。
テンキーレスキーボードで3万円に迫るお値段ですが、その実力はいかに!?
まずは製品仕様から!

長さ | 368mm | ケーブル | 1.8m |
幅 | 150mm | キー | 薄型GLタクタイル・リニア・クリッキーの3種 |
高さ | 22m | 押下圧 | 50g |
重量 | 810g | キーストローク | 2.7mm |
LED | 有・RGB | Bluetooth | 対応 |
logicoolのキーボードG913のテンキーレスモデルです。
テンキーとマクロキーを排除してかなりコンパクトに収められていて。重量も軽いため気軽に動かすことができます。
ゲーミングキーボードにしては珍しくロープロファイル(簡単に言うとキーの背が低い)です。
VAROLANTで有名なプロゲーミングチームJUPITERの選手たちも愛用しているキーボードです。
今回購入したのはタクタイルキータイプ。カラーはホワイトです。
それではレビューいってみましょう!

打鍵感
キーボードは何はともあれ打鍵感が大事です。
打鍵感に違和感があるとゲームの操作に悪影響が出てしまいます。
実は僕はPCゲームをロープロファイルのキーボードでプレイしたことは今までほぼありませんでした。
僕のキーボード歴はこんな感じです。
3000円程度の激安キーボードでしばらくプレイする。
↓
Realforce製キーボードを奮発して購入。しばらく愛用する。
↓
打鍵に飽きる。連打が重いことに気づきRazer製キーボードに。
↓
チャタリング発生。HyperXの安い赤軸キーボードに。
↓
G913 TKLを店頭で触り惚れる、購入。
正直に言ってロープロファイルでゲームってどうなんだ?って思ってましたが、実際に店頭で触ってみると「なるほど、これはいいな」って思ったんですよね。
ロープロファイルが実は最大の利点を生み出している
確かに押し込む距離は一般のものに比べると短いので跳ね返ってくる間隔は少なめです。
ですが、最近のゲームはキャラコンが重要だったり何かと左手の操作が忙しいものが多くないですか?
フォートナイトやAPEX、VAROLANTもキャラクターによってはかなりの操作スピードを要求されます。
そこで打鍵の浅いG913のロープロファイル設計の特徴が活きてきます。

あらゆるキーを複雑に操作しても指がつっかかることが少ないんです。
たとえばWキーに置いている中指をSキーに持ってくる際も押し込んでいる深さが浅いのですっとかかりなくずらすことができます。もちろんこれはWキーだけでなく他のキーでも同じです。
つまり左手の操作するキーの種類が増えれば増えるほどロープロファイルの打鍵の浅さがユーザーに有利に働くんです。
FPSなどはコンマ1秒で結果が変わる世界ですからこのアドバンテージはかなり大きいと思います。
打鍵音
茶軸キーですので、ある程度は静かですがそこそこのカチャ音も出してくれます。
ただ、ゲーミングキーボードとしてはかなりおとなしい部類の音です。メカニカルスイッチ特有の高い金属音もあまり鳴りません。
通常の茶軸キーボードより騒音レベルは低いです。
正直音に関しては好みがわかれるところですが、少なくともゲームの音を邪魔するレベルの音では決してありません。
クリッキーな音もなりません。あくまでカチャカチャ・・・って程度です。
公式ページから打鍵音も確認できますのでそちらもどうぞ。

打鍵音によるVCの阻害
意外と見落とされがちですが、打鍵音がうるさいとフレンドとボイスチャット(VC)しながら遊ぶゲームをプレイする時に雑音として邪魔になることがあります。
これは特にクリッキーなスイッチや青軸のときに顕著に起こります。
あなたが、VCをしながらゲームする場合、RTXVOICEなどの高度なノイズキャンセリング環境がない限りは、タイプ音が大きめのキーボードは避けたほうがベターです。
利便性
無線はいいことだらけ!
このキーボードの一番大きなメリットポイントはやはり利便性でしょう。
配線を気にすることなく、サッと移動することができます。
例えばほとんどの方は机に向かって右にマウス、左にキーボードという配置になっていると思います。
確かにゲームをするときはマウスとキーボードの両方のデバイスを同時に使うのでこれでいいのですが、文章やテキストをがっつり打ちたいときはちょっとポジションがタイピングしづらいですよね。
できれば体の正面にキーボードをもってきたいものです。
有線のキーボードは移動時にケーブルが少なからず障害になりますが、G913 TKLならそんなことはありません。

好きな時に好きな位置に、810g程度の重さのものを動かせばいいだけです。

ホコリがたまりがちなキーボード裏の机の掃除にも役立ちます。
無線万歳!って感じです。
でも無線って遅延あるんじゃ……
よくある話ですが、ゲーミングデバイスに無線は向いていないという話です。つまりは入力してからラグがあるんじゃないかということです。たしかに一昔前はゲーミングデバイスといえば有線のものばかりでしたが、技術の進化で大きく変わりました。
最新の無線ゲーミングデバイスはもはや有線より早いのです。
これを可能にしているのが、logicoolのLIGHTSPEEDという無線通信技術です。
これはあらゆる無線通信が飛び交う現代の環境の中でも正常に安定した動作をする無線規格です。
具体的な検証結果もあります。興味がある方はこちらの4gamer様の記事もご覧ください。

有線より早いなんて夢のようなキーボードです。
無線とBLUETOOTHで2台を使い分けられる!
個人的にはこれも非常に気に入っています。
例えばメインで使うゲーミングPCは無線で使用し、Nintendo Switchや仕事で使うMacなどにBluetoothで接続して使うことができるんです。
しかもキーボード上面のスイッチを押すだけで切り替わります。

これ、すごく便利じゃないです?
一つのキーボードで2台分の役割を担えるゲーミングキーボードなんてそうそうありません。
いちいちキーボードを切り替えたくないズボラ向けな人にぴったりです。
ただ、注意点があります。
なんとこのBluetooth接続、PS4/PS5で使えないようです。
認識はされるみたいですが、キーボードとして利用できないみたいです。残念すぎる。
めっちゃ惜しいですね。今後のアップデートでなんとかなることを期待しましょう。
充電はどのくらい持つの?
フル充電にかかる時間は3時間で、LED輝度最大の場合は40時間持ちます。
一日4時間ゲームで使用したとすると10日もつ計算ですね。おもったより短いと思ったかもしれません。
ですが、なんとLEDをオフにして使用すると……1080時間の連続使用に耐えます。
一日8時間つかっても4か月もちます。充電のことなんて忘れそうですね。
とは言え、ゲーム中に急に充電が切れると困りますから、こまめに充電していきたいですね。
もちろん充電が切れそうになったら、上部のランプが点滅して教えてくれます。
まとめ
というわけでG913 TKLのレビューでした。
メリット
・ロープロファイルで打ちやすい
・打鍵感も文句なし
・打鍵音もそこそこ静か(タクタイルモデル)
・移動させるのが簡単
・無線とBluetoothの使い分けが神
・無線の遅延は気にしなくてヨシ!
・LEDをオフにするとめちゃくちゃ充電持つ
デメリット
・値段が高い
・PS4/PS5で使えない
・LED輝度MAXだと40時間
そんなところです。
今すぐ購入したい方はこちらから!
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